環境農林常任委員会県外調査

環境農林常任委員会で、県外調査に行ってきました。

調査先は株式会社ヤマップ、株式会社三生、田中鉄工株式会社、農業法人株式会社菌ちゃんふぁーむの４か所です。

株式会社ヤマップはダウンロード数440万を誇る登山地図アプリの会社ですが、ふるさと納税などを活用した登山道や森林整備の取組も行なっています。

株式会社三生は箱罠やくくり罠など、有害鳥獣捕獲のための道具をつくる三生製作所とそれらの道具を的確に扱うことのできる人を育成する三生塾で、人と動物の共存・共生を目指しています。

田中鉄工株式会社は、使用する化石燃料を廃食用油に置き換えることでCO2排出量の削減に取り組んでいます。
群馬県でも家庭からの廃食用油は年間1800トンほども出ているそうですが、回収してリサイクルされているのは70トンほど。まだまだリサイクルの余地があります。

菌ちゃんふぁーむは農薬や化学肥料を使わず、土着の菌など微生物の力で、元気な土をつくることで元気な野菜、元気な人をつくることに取り組んでいます。
作った野菜を乾燥粉末にして、いりこや昆布などを加えたふりかけは、1億円以上売れているそうです。

いずれも、それぞれの分野でアイデアを生かし、社会的な課題の解決に実践的に取り組んでいる民間企業であり、こういった民間の人たちと知恵を出し合い、協力し合っていくことが、いま行政には必要不可欠だと考えています。