武尊山のぶなの森のハイキングコース再整備の調査
この団体では、すでにハイキングコース周辺の笹やぶの刈払いや目印となるリボンの設置などを何度か実施しており、この日は簡単な整備を予定していたということで、少し足を延ばして今後整備していきたいという田代湿原と花咲湿原まで案内していただき、木道の老朽化の現状を見てきました。
コースはそれほど起伏がなく、あまり体力がない方でも十分歩けそうで、ぶなの大木が続く原生林をぬけて湿原に出ると、珍しい花や植物をたくさん見ることができます。しかし、ところどころぬかるんでいて、通る人が多くなると周辺環境への影響が大きくなることが懸念されます。
また、湿原にはかつて設置された木道が、すっかり苔むして天空の城ラピュタに出てくるお城のような感じになっていたり、さらに荒廃が進んでぼろぼろになっていたりしながらもそのままになっています。通り抜けるには木道を通る必要がありますが、すべったり踏み外したり、突き出した金具に足を取られたりして転ばないよう、細心の注意を払わなければならない状況でした。
こういったハイキングコースや登山道は至る所にあり、再整備や維持管理には予算はもちろん、作業を担う多くの人手が必要です。
今回案内していただいた団体も、それほど人数が多いわけでもなく、活動資金も決して十分ではないそうで、このような活動を支援する仕組みを県として考えていく必要性を強く感じました。
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