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2019年9月 4日 (水)

大阪府立大学植物工場研究センター

県外調査2日目の午前中は、堺市にある大阪府立大学植物工場研究センターに伺いました。
センターは、経産省や農水省の事業として整備された研究施設により、葉物野菜の栽培技術の実証と、量産実証などを行なっています。
植物工場には、大きく分けて、太陽光を利用するものと人工光を利用するものの2種類がありますが、ここでは人工光を利用し、光や気温、CO2濃度などの環境条件をコントロールして栽培、収穫を行う場合の効率性の向上などを研究しています。
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行われている研究の多くは企業との共同研究であり、研究費用の負担なども大学からの持ち出しがない状態で行なっているとのことでした。
植物工場のコストについては、人件費、電気代、減価償却費の3つが主なものとなり、現状では概ねそれぞれ同じくらいのコストがかかっているため、それをどうすればより低減できるかということが、主な研究目的となっているようです。
レタスなどの葉物野菜については、植物工場での生産がかなり普及してきていますが、この他根菜類やイチゴなど品目の拡大、またドジョウなど水産物との同時生産の研究などにも取り組んでいるとのことで、センター長から興味深いお話をいろいろ伺うことができました。
使用電力については、現在大学として関西電力と契約しており、主には大学の消費電力が少ない夜間に照明を行うなど、使用電力のピークを分散させる形で研究・実証を行なっているとのことでした。
植物工場のメリットはいろいろありますが、中でも収穫が天候に左右されないことと、農薬などをほとんど使用せずに栽培できることなどがあり、さらに工場内での資源の循環や再生可能エネルギーの使用などが可能になれば、全く新しい形での食糧生産が行われる世界が出現することになります。
田んぼや畑といったわたしたちの生活環境の一部でもある風景を維持していけるのかどうかといった課題も含め、考えさせられました。
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