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2018年2月11日 (日)

福島第1原発訪問

およそ2年半ぶりに福島第1原発を訪問する機会を得ました。

今回も、全国青年都道府県議会議員の会のみなさんとご一緒させていただき、原発内部のほか、周辺地域の現状の一端も伺うことができました。

前回訪問したときは、まだ避難指示が解除になっていなかった地域の多くで帰還が進んでおり、隔世の感があります。

一方で、帰還困難区域内はかわることなく時がながれ、ただ風化だけは着実に進んでいるようでした。

初日は福島復興と廃炉作業に取り組む人たちを支援する一般社団法人AFWの吉川彰浩さんにご案内頂き、周辺地域を回りました。

津波で押し流されぺちゃんこに潰されたパトカーや復興事業で初めて建設されたものである慰霊公園、何もなくなった広い土地にポツンと残っている津波に襲われた小学校などを見せて頂きながら、進む復興とあの日の記憶を残すことの両立に苦心されている様が伝わってきました。


2日目は福島県のいわき地方振興局の復興にむけた取組を伺い、いわき市長を表敬訪問したあと、福島第1原発に向かいました。

※なお、原発内部では、写真撮影が禁止されており、必要な写真があれば同行の東電の方が撮って後で送ってくださるということだったので、現時点では写真が添付できません。これも、前回とは少し違うところでした。

敷地内の正門に近いところには新たな事務本館が完成し、その中にはコンビニまで入っています。となりの新事務棟には福島県産の食材を使用した食事が提供されている食堂があって、昼食を頂きました。

福島第一原発では、現地で廃炉に向けた過酷な作業に取り組んでいるみなさんの労働環境の改善を進めてきており、敷地内の空間放射線量が相当下がっていることもあって、以前訪問したときと比較すると相当な改善が実現しているようでした。

事故を起こした1号機から4号機などの近くまでマイクロバスで移動し、降車して説明を受けるなど現場におよそ70分程度滞在しましたが、線量計で計測した被曝量は0.02ミリシーベルトでした。

説明してくださった東京電力福島第一廃炉推進カンパニー・プレジデントの増田尚宏さんからは、今後もぜひ定期的に訪問し、福島第1原発の変化を見てほしいとのお話があり、ぜひともそうしたいと思いました。

以前伺ったときは、まだ線量が高く、現場で働いてくださる人が被曝上限に達して働けなくなってしまうため、働く人を確保することが課題だとのお話を聞きましたが、今はほとんどの場所で線量が下がっているため、その問題はクリアされているとのことでした。

働いているみなさんの健康チェックについても聞いてみましたが、定期的な健康診断などを行い、データの蓄積もなされているようです。

汚染水処理や凍土壁の問題などについてもいろいろと伺いましたが、まだまだこれからの課題も多いものの、廃炉に向けた作業は少しずつ進んでいるようです。

ここまでたどり着くのにどれほど大変だったのか、時間の流れ方は外の世界と同じではなかったに違いありません。

作業環境が改善し、少しずつ普通の職場に近づいているとのことで、ほっとしましたが、一方でそのことが事故の重大さとその後の多くの困難な出来事の記憶を薄れさせていくことにつながらざるを得ないのかもしれません。

忘れてはいけないことは何か、どう残していくのか、そのことが今後の重い課題だと感じました。

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