« 写真展「捨てられた命たち〜殺処分ゼロを目指して〜」 | トップページ | いわき放射能市民測定室たらちね »

2015年8月 9日 (日)

福島第一原発 現地調査

友人の本田朋福島県議にアレンジしていただき、7月30日に福島第一原子力発電所の現地調査に行ってきました。

Cci20150808

多くの人がそれぞれの人生に多大な影響を受け、現在も受け続けている事故の現場を、もしもみられるものならば見ておきたい、行っておきたいという気持ちが以前からあり、事故から4年以上を過ぎましたが、その機会を得られたことは本当に貴重な経験でした。

Cimg0843

現地調査は、サッカーのナショナルトレーニングセンターとして建設され、事故後中継基地となっているJヴィレッジで説明を受けた後、原子力発電所へ移動し、現地でマスクや手袋・靴カバーといった最低限の防護措置をとり線量計を身につけて構内をバスで回りました。

Cimg0887

Jヴィレッジにはバスが次々に到着し、作業をする人たちが乗り込んでは出発し、あるいは作業を終わった人たちがバスから降りてきて一服していました。

発電所内でも、わたしたちのバスが通る横を、厳重な防護服を着てゴーグルをつけ作業にあたっているたくさんの人たちがいました。

Cci20150808_0001

群馬県では、現在の空間放射線量は毎時およそ0.02マイクロシーベルトほどですが、いわき市の駅前では0.1程度でした。バスに乗って移動する際、線量を計っていましたが、Jビレッジから福島第一原発へ向かう途中で一番線量が高くなったときはおよそ6マイクロシーベルトほどでした。

Cimg0878

原発の敷地内では、低いところで2マイクロシーベルトほどのところもありましたが、高いところでは200マイクロシーベルトを超えるところも通りました。それほど長い距離を移動しているわけではないのに、線量の値が大きく変わるのです。

構内にはおよそ50分程度滞在しましたが、その間は個人の被ばく量を測定する線量計を所持していました。調査を終えて線量計を返却する時には、線量計の値は0.01を示しており、これは0.01ミリシーベルト=10マイクロシーベルトということです。

歯のレントゲン検査を受けたくらいの被ばく量だという説明がありました。

訪問した日はちょうど前々日に一号機の建屋カバーを外す作業を開始しており、外されたカバーも見ることができました。

Cimg0906

以前にがれきの撤去作業を行った際、放射性物質が飛散して20キロ以上離れた地域のコメが汚染されたのではないかと問題になったことなどもあり、今回の撤去作業では飛散防止の措置を厳重にとっているとの説明がありました。

Cci20150808_0003

敷地内には膨大な量の汚染水の入ったタンクや汚染土などがあり、これらの処理のために行われているさまざまな対策についても説明がありました。

Cimg0881
Cci20150808_0004Cimg0885

試行錯誤を重ねながら行われているこれらの対策は、膨大な人手とお金と時間が費やされており、規模は違いますが、以前行った足尾銅山の山元調査を思い出しました。

今回の調査で得た経験について、まだ十分咀嚼できているとは言えませんが、今後の自分自身の考え方や行動の参考となるものと考えています。貴重な機会を頂いたことに、ご協力いただいたみなさまに心から感謝したいと思います。

|

« 写真展「捨てられた命たち〜殺処分ゼロを目指して〜」 | トップページ | いわき放射能市民測定室たらちね »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 福島第一原発 現地調査:

« 写真展「捨てられた命たち〜殺処分ゼロを目指して〜」 | トップページ | いわき放射能市民測定室たらちね »