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2015年8月 9日 (日)

いわき放射能市民測定室たらちね

原発調査の翌日、いわき市にある「NPO法人いわき放射能市民測定室たらちね」に伺いました。

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原発事故後わずか半年余の時期に設立され、たくさんの方からの寄付で機材をそろえ、放射能への不安を抱える市民の皆さんの声に応えきめ細かい対応で放射能測定を行っている「たらちね」は、子どもたちに何を食べさせたらいいのかわからない、というママたちの切実な思いから始まったそうです。

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「たらちね」では、食品中のセシウム測定器はもちろん、ホールボディカウンターや甲状腺検針機、さらにはアルファ線同様、内部被ばくの影響が大きいが測定が難しいベータ線放出核種であるトリチウムやストロンチウム90の測定もできる機材を導入し、市民の皆さんの依頼に応じて測定を行っています。

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これらの機材はみな驚くほど高額なものです。以前県議会の大規模地震対策特別委員会で県民の安全・安心のためにストロンチウム等の測定ができる機械やホールボディカウンターなどの導入をするべきではないかと質問したことがありますが、問題となる量ではないとして受け入れてもらえませんでした。これだけの機材をほとんど民間の寄付によって購入し、かつボランティアのみなさんによる運営がしっかりなされていることに、本当に大きな感銘を受けました。

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測定器の管理や測定実務に関しては、多くの専門家のボランティアによる指導や支援をうけており、測定結果の信頼性も担保されています。それらの情報は可能な限り公表されており、ホームページなどでも確認できます。

原発の過酷事故というあまりにも大きな問題に突然直面し、混乱し、多くの被害を受けながらももひとつひとつ不安を払しょくするために冷静に取り組んできたその道のりは、どれほど困難であったことかと思います。

調査先として「たらちね」を紹介してくださったいわき市議の福嶋あずささんとお休み中にもかかわらず対応してくださった事務局長の鈴木さんをはじめ、この測定室を支える多くのボランティアと支援者のみなさんに心から感謝したいと思います。

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