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2015年8月28日 (金)

田園プラザかわば&昭和村のレタス・こんにゃく

環境農林常任委員会の県内調査で、川場村の道の駅、「田園プラザかわば」と昭和村のレタス農家さん、こんにゃく農家さんを訪問しました。

田園プラザかわばは数ある道の駅の中でも毎年人気スポットとして上位にあげられる県内でも有名な場所の一つです。今日の調査では、川場村の「農業と観光」を柱とした村おこしと「田園プラザかわば」の運営について、村長さんと社長さんからお話を聞くことができました。

今でこそ毎日たくさんの人がつめかける「田園プラザかわば」ですが、運営責任者である永井社長さんが就任した時は、さまざまな課題を抱え、赤字経営だったそうです。それを5年で売り上げ倍増し、現在のような人気スポットにかえられたのは、何がカギだったのでしょうか?

永井社長さんのお話では、当時スタッフの人たちは挨拶をしない、施設内はごみをまたいで歩く、というような状況だったそうです。そこで、就任直後に永井社長は当時23人いた社員さんを全員集め、自分のやり方でやるので、嫌な人はやめてくれ、といったそうです。

誰もやめる人がいなくて、まずはトイレ掃除から意識改革を始めたということでしたが、結局適切な経営方針をリーダーシップを持って実行できるトップを選任し、任せた、ということが成功の秘訣ではないかと感じました。簡単なようですが、適切な人材を見つけることも、任せることも、そう簡単ではないと思います。

田園プラザは村の出資が6割の第三セクターですから、赤字経営でもそのまま続けるということもあり得たと思いますが、そうしないで、村が危機感を持って永井社長に改革をお願いしたということは、大きなポイントでしょう。

また、6次産業化にも熱心に取り組んでいますが、生産者の人たちが積極的に参加してくれる背景には、最初に補助金などで村が後押しして始めたものが、売れるようになり、それで生産者の人たちが喜んでさらに努力するようになった、ということがあるそうです。

商品開発については、かなりリサーチをしたり、プロのアイデアなども借りているそうで、この部分についてはお金もしっかりかけているということでした。社長さんの「お客さんの望んでいる商品をつくらなければダメ」という言葉が印象的でした。

午後から訪問した昭和村は、農業の大規模化に成功している事例です。土地改良事業を行ったタイミングや村内の人間関係、こんにゃくとレタスを中心として連作障害を防ぐために数年ごとに畑を交換して生産するなどさまざまなことがうまくかみ合って、人口7000人ほどの小さな村ではありますが、耕作放棄地はほとんどなく、畑が足りず周辺から借り受けて作付する、というほどの状況となっています。

収穫などの際にはパートなどの人手が必要ですが、その人手を確保するのが悩みというくらいで、経営がうまくいっているため、後継者も確保でき、子どもたちも生まれている、ということでした。ここ昭和村では、村役場に勤めるよりも農業を継ぐ方がいいとされるほどで、都会に就職した子どもたちが途中から帰ってきて農業に従事することも珍しくないようです。

一方で、六次産業化の取り組みについては、大規模農業で収益が上がるため、それらの農家ではなかなか取り組む間がないそうで、小規模の農家の取り組みを後押ししていくようにしたい、ということでした。

田園プラザではもっと農地や生産設備を増強して商品生産量を増やせばさらに売ることができるのにそのキャパがなく、逆に大量に生産している昭和村では商品開発まで手が回らない、というジレンマがあるようです。


群馬の本当においしい農産物をより多くの人たちに知ってもらい、味わってもらうためにできることはまだありそうです。

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