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2013年7月25日 (木)

みどりの杜病院

二日目午後は福岡県八女市の公立八女総合病院企業団みどりの杜病院に伺いました。ここは現在太田市の県立がんセンターに建設中の緩和ケア病棟の設置にあたり参考にした緩和ケア病院で、一昨年5月に開院したまだ新しい施設です。がんセンターは併設型ですが、こちらは完全独立型ということで、全国的にも珍しいタイプの病院です。
八女市とお隣の町との一部事務組合で設置している公立八女総合病院を本院として設置されていますが、土地の問題などがあり、併設ではなく独立型にしたということでした。

院内は木目調の明るく落ち着いた雰囲気で、患者さんやご家族の方の姿もみられましたが、職員の皆さんを含めみなさん明るい表情でした。

病床数は30と大きめです。独立型としたことで採算ラインがあがり、このくらいの病床数がないと赤字になってしまうということで30にしたそうですが、医師や看護師の確保が難航しており、現状では20床前後利用となっているそうです。
一方で利用希望は多く、初めて利用を申し込む場合少し待っていただくこともあるとのことでした。

独立型であっても本院や他の病院等との連携はしっかりしており、治療途中で一旦体調を整えるために入院し、回復してまた治療を再開したり、自宅療養をする方もいらっしゃるそうです。

企業団では給与についても特色ある取り組みをしており、経営責任者である企業長、副企業長、事務局長などをはじめ、医師や看護師も業績連動の給与となっており、一般職員もボーナスの部分がかなり業績に連動のするようになっているので、職員のみなさんのモチベーションは高いとのことでした。

業績を向上させることと患者さんの満足度をあげることとが一致しない場合について伺ったところ、業績を向上させ、職員のモチベーションが向上することが患者さんにとってもいい環境につながるとの考えのもとに経営を行っているとのことでした。また職員給与の削減については、地域医療の崩壊を招くとのことで、実施しなかったそうです。

企業団という形で経営すること、業績連動の給与体系とすることで、意思決定のスピードがあがり、裁量の余地も広くなっているようで、確かに職員のみなさんの仕事振りには自信とやる気が感じられる気がしました。

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