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2013年6月26日 (水)

最後まで目一杯生き抜く

6月18日(火)強戸行政センターで開催された訪問看護ステーション「天使のケア清水」主催の講演会「最後まで目一杯生き抜く」を聞きに行ってきました。帰ってから講師の「緩和ケア診療所いっぽ」萬田医師の著書「穏やかな死に医療はいらない」を読みました。

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わたしが緩和ケアに関心を持つようになった直接のきっかけは、みどり市議会議員だった蓮たかみちくんの闘病を身近に見るようになったことです。はじめの頃は、自覚症状もなかった蓮くんですが、抗がん剤による治療で大義そうだったり、病が進むにつれて痛みが出てきて、最後の入院となった1か月余は、かなりつらそうでした。

萬田医師の講演では、「死」を受け入れ、それにあらがうことをやめることで、苦しみが減り痛み止めも最小限で、死の直前まで会話を交わしたり歩いたりすることもできる、ということが、実際に萬田医師が経験した患者さんたちのお話をもとに示され、それを見ることはつらいことでした。

「死」を受け入れてそれにあらがわない、というのは、点滴をしたり、酸素マスクをしたりすることをやめ、食べられなくなったら無理に食べず、自然に痩せて身体を軽くしていく、ということで、それをすることで動きが軽くなり、最後まで自分でトイレに行ったりできる状態で亡くなる人が多い、ということでした。

蓮くんも、亡くなる前年の末ごろから、食事が取れなくなり、食べたいと言って食べてもみんな吐いてしまう、ということを繰り返していました。人工呼吸器につなぐ、などの延命治療はしていませんでしたが、点滴や酸素マスクはしていて、最後の数日はマスクをとろうとする蓮くんに、苦しくなっちゃうから、とマスクをつける、ということを繰り返していました。

身体は痩せていたけれど、おなかは膨らんでいて、むくんでいたんだろうか、もっと穏やかな看取り方があったのだろうか、と考えても仕方のないことを考えてしまいました。

萬田医師の勤務する「緩和ケア診療所いっぽ」では、多くの患者さんが穏やかな死を迎えることができるといいます。そんな「死」との向き合い方を、近いうちに見に行ってみたいと考えています。

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コメント

蓮さんについては、以前にも投稿しましたが、全く惜しい方を失ったと思います。
私もここ数年で親族数人(ほとんどがガンでした)を見送りました。
紹介された本を一読して見たいと思います。

投稿: 阿部ともお | 2013年6月27日 (木) 13時08分

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