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2011年10月22日 (土)

がんと向き合う~自分の身体と時間を大切に~

尾島行政センターの多目的ホールで行われた講演会「がんと向き合う~自分の身体と時間を大切に~」を聞いてきました。

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講演では、はじめに昨年成立、施行された群馬県がん対策推進条例の説明と、群馬県立がんセンター院長の福田先生によるお話があり、その後タレントの向井亜紀さんの講演となりました。

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向井亜紀さんは、初めてのお子さんを妊娠した時に子宮頚がんにかかっていることがわかり、何度も手術を繰り返す中でおなかの赤ちゃんを失い、一時期はなぜ自分が生きているのか、赤ちゃんのかわりに自分が死ねばよかったとまで思いつめたそうです。

そんな向井さんの気持ちを変えたのは、同室のある若いお母さんが闘病する姿でした。そのお母さんは、かなり進行してしまった子宮体がんで、まだ幼稚園のお子さんがいたそうですが、なんとかそのお子さんの卒園式と入学式に出たいという一心で、つらい治療にも耐え、必死で頑張っていたそうです。けれども病状が悪く、主治医の先生から、両方行くのは無理だから、どちらか一つに目標を絞りましょう、といわれてしまいます。つらい決断でしたが、その人は入学式に行きたいと決め、体調を整え、ついに目標通りお子さんの入学式に出席したのです。

本当に残念なことでしたが、その方はゴールデンウィークに入るころ、亡くなってしまったそうですが、その頑張りを見ていた向井さんは、自分の態度を反省し、もっと自分を大切にしてちゃんと生きなければと決意したそうです。

向井亜紀さんは、自分の身体を大切にするまず一番は、少しでも調子が悪い、いつもと違うなと思ったら、たとえ気のせいでもいいから、かかりつけのお医者さんに必ず相談し、それを後回しにしないでほしいと訴えました。がんは早期発見すればほとんど治るようになっているのに、見つける時期が遅かったばかりに悔しい思いをする専門医の先生も多いといいます。

そして、もうひとつは、いまや日本人の2人に1人はがんになる時代であり、自分自身もいつか必ずがんになると覚悟して、今のうちからその時の心構えをつくっておくことだそうです。その心構えの作り方とは、自分がもしがんを宣告されたら、入院して手術なり治療なりをしたあと、退院する時のイメージをしっかり作っておくことだそうです。自分の周りの人たちが、喜んでくれて、お祝いしてくれる、そのイメージを鮮明に持っておくことで、治療の成績も大きく変わるのだそうです。

そして、普段から、自分の身体にいつも頑張ってくれてありがとう、といったり、寝る前に今日できなかったことや失敗したことの反省をするのをやめて、寝るときには楽しいこと、嬉しいことを思い出しながら寝るとか、そういったことも身体の中にできたがん細胞をやっつける働きを強めるために必ず役に立つので、ぜひしてほしい、と言っていました。

今日ここに聞きに来てくれた皆さんの寿命を10年以上伸ばしたい、そのために話をします、といった向井亜紀さん。がんサバイバーとしての壮絶な体験を経て、これほど明るく楽しく話をできるようになるまでには、きっと言葉にできないほどの大変な時間があったと思います。それを乗り越えてわたしたちが生きられる時間を伸ばせるよう一生懸命伝えてくれたことを、むだにしないよう、わたしも毎日をすごしていきたいと思います。

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