高林神社焼き餅会&祈年祭
焼き餅会は天明の大飢饉のころ、石田川を流れてきた木造の不動尊を高林の里の人たちが祀り、小米や粟、ひえなどを石臼で挽いて粉にし、菜っ葉や大根葉などを油いためにしたものを餡として入れて作った餅を焼いてお供えしたのが始まりだそうです。
現在は、お米の粉に一割ほどもち米の粉を混ぜてこねたものに、大根葉などを漬けたものを塩抜きし、さらに唐辛子油で炒めたものを中に入れてつくっているそうです。ほとんど一年がかりで毎年準備しているのだというお話でした。
焼けたばかりの焼き餅を割ってみるとこんな感じです。湯気が立ってほかほかで見るからにおいしそうです。
さっそく食べてみました。焼き餅は、歯ごたえがあり素朴な風味で飽きの来ないあじでした。とってもおいしかったです。
祈年祭は神主さんと巫女さんの進行の下厳粛に行われました。神事に参加する機会はあまりなかったので、新鮮でした。
高林三町では四季折々に様々な行事があり、伝統の風俗習慣が伝えられています。以前はあちこちで見ることができたであろうこういう風景も、いまは姿を消しつつあります。そんな中、貴重な文化を守り続ける高林のみなさんの取り組みを、ぜひとも今後とも続けていってもらいたいと感じました。
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コメント
高林神社ってどこですか?
高林在住ですけど知らないです、、、、
投稿: HOLY | 2008年2月23日 (土) 02時38分