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2008年1月20日 (日)

総合太田病医院の出産受け入れ休止について

昨年の秋から話が出ていた、太田病院の産科医師減員に伴う出産の受け入れ休止について、年末に病院から発表があり、新規の出産予定患者の受け入れを休止し、四月以降出産の予定患者については他の医療機関を紹介することを病院のHPで公表しました。

1月17日の太田市議会教育福祉委員会でこのことが正式に報告されたのを受けて、ここ数日いくつかの新聞でも報道がなされています。

出産という一大事において、産科と小児科の連携がとれていることはとても重要なことです。お産そのものは産科の領域ですが、生まれてきた赤ちゃんの処置に関しては小児科が担当することになり、このため低出生体重児などすぐに医療を必要とするであろう赤ちゃんが生まれそうな場合は、小児科、特にNICUなどの設備が整っていることが必要です。

太田病院では、これまで小児科が充実しており、この近辺でNICUのある小児科の病院が桐生厚生病院しかないこともあって、以前存続の危機にあったとき、多くの市民が存続を願う署名に協力し、そのことにより関係各方面の尽力によりNICUおよび小児科が、規模の縮小を余儀なくされたとはいえ存続することができたという経緯があります。

お産は現在でも決して常に安全なものであるわけではなく、母体にも赤ちゃんにもいつ危機的な状況が訪れるともわかりません。なにも問題がなければ、開業医やあるいは助産所でも出産できますが、いざというときに高度な医療を提供できる産科と小児科がなければ、リスクを抱えた妊婦さんは、受け入れてもらえません。

太田病院の出産受け入れ休止に伴って、市内で受け入れてもらえるところがみつからず、遠くの病院を頼らざるを得なくなってしまった妊婦さんもいます。リスクを抱えながらも授かった命を無事この世に送り出したいと願う妊婦さんに対し、安心できる医療環境を提供することは、県行政としても大きな責任だと思います。

太田病院では、診療継続に向けて引き続き医師確保に努力をしており、県としてもそれをバックアップすべく全力を尽くすということを聞いています。全国的な勤務医不足、産科医不足の中、医師確保は困難なことだと思いますが、この問題について、多くの人に関心を持ってもらい、診療継続が実現することを切に願っています。

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コメント

健康保険料300億円の半分が産科医療補償制度で天下り団体の餌食になります。
産科医療補償制度が来年1月1日から開始されます。

報道では
出産一時金38万円にアップ 無過失補償制開始で厚労省
 厚生労働省は4日、出産時に赤ちゃん1人当たり35万円が公的医療保険から支給される「出産育児一時金」について、支給額を3万円引き上げ38万円とする方向で検討に入った。

 分娩事故で脳性まひの赤ちゃんが生まれた場合、医師に過失がなくても妊産婦に補償金計3000万円を支払う「無過失補償制度」が来年1月に始まるのに合わせ、一時金の支給額引き上げを実施したい考え。近く社会保障審議会医療保険部会に示し、議論を始める。部会で了解が得られれば、政令改正に着手する。

 無過失補償制度の掛け金は、出産1回当たり3万円で医療機関が負担。通常のお産は公的医療保険が適用されず費用は医療機関ごとに異なるが、補償制度導入を受け、3万円の掛け金分を出産費用に転嫁する医療機関が相次ぐと厚労省はみており、それに見合う一時金引き上げが必要と判断した。
http://www.47news.jp/CN/200809/CN2008090401000625.html
です。

現実は社民党の考え通りです。
社民党の政策~総務部会&国土交通部会~
提言5 「産科医療補償制度」は議論のやり直しを
(1)拙速な「産科医療補償制度」は中止を
 来年1月1日から、出産時の事故で重い脳性まひになった子のみを救済する「産科医療補償制度」が始まる予定である。
 同補償制度は、産科医師不足の要因とされる産科医療訴訟を減らすことが目的とされているが、出産する本人に支給される「出産育児一時金」を本人の承諾を得ずに保険料として流用するなど、非常に問題が多い。また、民間損害保険を使うことにより、国民の合意形成や公的な監視、財政の透明性を排除した仕組みになっている。分娩を取り扱う現場からも不安の声が上がっている。
 拙速な制度の導入は中止し、議論をやり直すべきである。


投稿: 松本茂 | 2008年9月28日 (日) 17時44分

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