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2007年12月 8日 (土)

パーキングパーミット制度について

2回目の一般質問を予定通り終了しました!事前に、少し質問項目数が少ないかな、と懸念していたのですが、やはり50分はあっという間で、結果的には最後の質問に対する答弁の時間がかなり少なくなってしまいました。まだまだ修行が必要なようです。

さて、一般質問の詳細は明日、明後日あたりにでも県議会HPで見ることができるようになると思いますので、ご覧になっていない方はぜひ、そちらも見ていただけたら嬉しいです。

質問内容は、前掲の3項目ですが、ここでは2問目のパーキングパーミット制度について少し詳しくご紹介したいと思います。

パーキングパーミット制度というのは、佐賀県で初めて導入された制度で、現在では佐賀のほか、長崎などいくつかの県で実施されています。

みなさんも、大型ショッピングセンターや公共施設で、車椅子マークのついた駐車場を目にすることがあると思います。と同時に、身体的なハンディがあったり、高齢だったり、怪我をしているなどで歩行困難な方のために空けておきましょうと書いてあったりアナウンスされているにもかかわらず、どう見ても歩行に何の問題もなさそうな方が利用されているのもご覧になったことがあるのではないでしょうか。

電車やバスのシルバーシートもそうですが、空けておいてくださいといって空けておいてくださる方ばかりならいいのですが、残念ながら、空いているなら使ってしまおうという方も、中にはいらっしゃいます。そして、止めてある車を見ただけでは、その車が果たして歩行困難な方の車なのか、そうでないのかわからないのです。

また、内部しょうがいといって一見歩行に問題がなさそうに見えても、実は体の内部に原因があって優先駐車スペースが必要という方もいらっしゃいます。こちらも、見た目では判断できない場合があるわけです。

パーキングパーミット制度は、このような問題を少しでも改善しようと導入された制度です。この制度を利用したい人は、県に必要書類を提出し、簡単な審査でパーキングパーミット(優先駐車スペース利用者証)を発行してもらうことができます。

このパーミットは、車のミラーにかけられるようになっていて、優先駐車スペースに車を止めたら、これをかけておけば、その車が利用対象者の方の車だというのが一目瞭然にわかるという仕組みです。

実際に利用され始めてから、施設の管理者の方などからは、対象者かどうか見分けやすくなり、注意を促すこともしやすくなったと好評だということです。もちろん、歩行困難な方からも、利用しやすくなった、どうどうと止められるなど、歓迎の声が上がっているそうです。

質問にあたり、事前に当事者である歩行困難な方々からご意見を伺いましたが、車椅子や松葉杖を利用して生活されている方々にとって、優先駐車スペースは本当に大切なものだということが良くわかりました。何よりも、それらの方々にとっては、車のドアを大きく開けられる優先駐車スペースでなければ、車を止めても降りることができません。雨の日はもちろん、強い風が吹いている日も、車のドアを開けるためにとても苦労するというお話も伺いました。

歩行に問題がない人にとって、単に出入り口に近くて便利というだけの優先駐車スペースは、車椅子や松葉杖などの利用者にとって、そのお店そのものを利用できるかどうかということの分かれ目になってしまうこともあるのです。

しかし、こういったことは実際に経験してみないとなかなか実感がわかないものです。少し状況は違いますが、わたしも子どもたちが小さい頃、ベビーカーや取り外しのできるベビーシートを利用していたとき、車のドアを大きく開けないと下ろせないため、苦労したことがあります。また、ベビーカーを押して歩くときに、段差や歩道のあるなしがとても大きな影響があることも感じました。妊娠中でおなかが大きいときは、足元が見えなくて、階段は上るのも大変だけど、降りるほうがもっとこわいのだということも、初めて知りました。

パーキングパーミット制度が群馬県でも早期に導入されて、歩行困難な方にとって少しでも暮らしやすい群馬県になってほしいと願っています。それと同時に、少しでも多くの人に、車椅子や松葉杖を使わなければ生活できない方の不便さを汲み取っていただけたらと思います。今は、いろいろな用具を使って妊婦の体験や高齢者の体験などをすることができます。たとえば、車の免許を取るときなどに、そういう体験をしてもらったり、車椅子を乗せたり下ろしたりする体験をしてもらったりすれば、もっと多くの方に実感してもらえるかもしれません。また、間接的になるかもしれませんが、ハンディのある方たちが学校や職場など自分たちの身近なところにいて、普段から接する機会が多くなれば、そういう配慮も自然と身につくのではないかと思います。

百里の道も、一歩からといいます。一つ一つ、工夫を重ね、知恵を出し合って、さまざまな個性を持つ人たちの誰もが暮らしやすい街ができるよう、力を尽くしたいと思っています。

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コメント

 歩行困難による、身障者手帳4級を保持しています。駐車禁止区域の規制除外の標章交付を受けています。身障者マークも併用して、とても助かって居ます。長期間の5級当時には交付が受けられなくて、不自由でした。標章受給資格を5級にまで変更して頂くことを、県警に要望してください。体験者として、お願いします。

投稿: 永井羊一 | 2007年12月 9日 (日) 20時03分

パーキングパーミット制度。群馬県で実現したらすばらしい制度だと思います。2007年にあべ議員が議会で取り上げて以来、審議はされていないのが非常に残念です。群馬県人はマナーが悪いのか、車椅子マーク付駐車スペースへの健常者の駐車が多いような気がするのは私だけでしょうか?

投稿: おおしま | 2009年2月20日 (金) 14時56分

コメントありがとうございます。パーキングパーミット制度については、この質問をさせていただいて以降、折にふれて担当課や関係者の方々と意見交換ややりとりをしながら進捗を見守ってきました。
検討委員会の検討を経て、ついにこの2月議会に実施のための条例案が提案されました。可決されれば、来年度から実現する見込みです。条例案の採決は今議会の最終日、3月17日です。ぜひご注目下さい。

投稿: あべともよ | 2009年2月24日 (火) 17時00分

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