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2007年9月 6日 (木)

兵庫県立粒子線医療センター

県外調査二日目午前中は兵庫県たつの市にある粒子線医療センターの視察でした。
ここでは、陽子線と今度群馬大学に導入される予定の重粒子線である炭素イオン線の2つの粒子線でガンの治療を行っています。
粒子線治療はX線などの光線治療とくらべ、ガンの周囲のみに照射することができるため、患者への負担が少なく、治療の成果も驚くほど良いようです。
ただし治療費は高額で、300万円ほどかかります。それでも年間500人以上が治療を受けているそうで、その数は年々増えて今年度は600人を達成できるのではないかということでした。

導入に120億円もかかる炭素イオン線の照射装置ですが、年間600人の利用があれば単年度黒字になる見通しだそうです。適応できるガンとできないガンがあり、肺や肝臓、腎臓、前立腺などのガンは治療できますが、胃や消化器系のガンには向いていません。
治療前と治療後の写真を見せていただきましたがあまりにも劇的な変化に、患者が殺到してパンクしてしまうのではないかと思ったほどです。
実際は、現段階では希望者はほぼ受け入れ可能で年間700人から800人程度までは受け入れられるということでした。

陽子線の装置は炭素イオン線とくらべると導入コストはかなり低いのですが、治療効果が違い、一般的に炭素イオン線の方が照射の回数が少なくてすむようです。
また、低所得の患者に対しては無利子の貸付制度があり、兵庫県に一年以上住んでいる一定所得以下の人は利用することができるそうです。これは群馬でもぜひ取り入れてもらいたいものです。

炭素イオン線の治療装置は、今はまだ全国に二カ所しかありませんが、来年福島県に、その後群馬に入り、さらにその後はあちこちで導入されるだろうということでした。
医学はまさに日進月歩です。適用できるガン患者の推移など、いろいろと調査することも必要になってくるのではないかと思いました。

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コメント

ともログ総て拝見。政治(県政)への興味、関心が深まると感じています。
 特に今後の状況に関心を持つ事柄の一つ、重粒子線治療に関する事柄です。身近に感じますので。

投稿: 永井羊一 | 2007年9月 7日 (金) 20時17分

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