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2007年5月18日 (金)

金山にホタルも棲める環境を!

NPO法人「金山・大光院周辺の街づくりの会」主催の公開講座「金山にホタルも棲める環境を」に参加しました。

講師は「NPOホタルの会」副理事長の駒木根文幸さんです。

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駒木根先生は東京都の公立校教員として長くお勤めされ、その傍らホタルの飼育などに取り組んできた、ホタル博士ともいうべき方です。

実は以前、太田市金山のからたち沢にホタルを飛ばせたいという取り組みがあったそうです。その時は残念ながら失敗してしまったということですが、駒木根先生は3月、4月とからたち沢を見に来てくださっているそうで、ホタルを飼育する中で発見した神秘的ともいえる生態についてや、からたち沢にホタルを飛ばせるための方法について熱心に教えてくださいました。

たとえば、ホタルは卵から孵化するとき、最初水面に浮いていて、徐々に時間差で水中へ潜っていくそうです。その理由は同じところにたくさんの幼虫が集まって食べ物がなくなってしまわないように、水流に乗ってあちこちへ散らばっていくためだとのことでした。

また、通常ホタルは1年で羽化するそうですが、中に2年越し3年越しとなる幼虫がいるのだそうです。ホタルの幼虫のえさとなるカワニナにはふたがあり、小さい幼虫しかいないとなかなか中の貝を食べることができないのだそうですが、そういう大きい幼虫が、小さい幼虫がカワニナを食べることを助ける役割を果たしているのだそうです。

からたち沢は水量がやや少ないため、水中の溶存酸素がたくさん必要なゲンジボタルは生育が難しい環境にあり、その観点からは平家ボタルで取り組むのがいいということでした。また、仮にゲンジボタルを棲ませたい場合は、川に段差を付けて溶存酸素度を高めるなどの工夫が必要であるということもおっしゃっていました。

実はからたち沢は3月に駒木根先生が見に来られた時は非常にゴミが多く、汚れていたそうです。けれども青年会議所の方たちや有志の方たちが清掃活動を行い、4月に来られた時には見違えるようにきれいになっていたとのことでした。

地域の熱意ある人たちの行動により、ホタルの棲める環境をつくりだしていくことは、自分たちの地域に対する愛着を深めたり、一緒に取り組むことで地域の人々の絆を再確認するなどの意味もあります。技術的にも困難があるかもしれませんが、それを乗り越えて金山にホタルが飛ぶようになったら素敵だな、と感じたとてもいい講演会でした。

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コメント

ほたるですか。
最近見れなくなりましたね。
ただ水をきれいにすればいいという問題ではないのですね。
勉強になりました。
金山にホタルが飛ぶようになったらいいですね。

投稿: さきがけ | 2007年5月19日 (土) 16時01分

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