« ハチドリのひとしずく | トップページ | 日々の出会いに感謝 »

2007年2月 1日 (木)

小児医療講演会開催

東毛地域の小児救急医療を考える講演会が開催されました。

会場は太田市の社会教育総合センター。座席数が多いホールなので、どのくらい人が集まるかとやや心配していたのですが、入場者数は300を超えたそうで、ほっとすると同時にこの問題に関する関心の高さを改めて感じました。

20070201_1352_0001

最初の県医務課長のお話は、資料も豊富でよく整理されており、わかりやすくてとても良かったのですが、残念ながら前回前橋で行われたシンポジウムのときと同様、東毛地域のデータがほとんどありませんでした。

たとえば、厚生労働省の方針として、全国の医師数を人口10万人あたり150人以上にするということがあるというお話では、群馬県もすでに人口10万人当たり200人以上の医師がいる(※平成16年の調査)ということでしたが、わたしの調べたところによると、平成10年の調査で、群馬県全体の医師数は人口10万人当たり194人にたいし、東毛地域では127.9人と150人を下回っています。

最近の調査のデータがないので、現在の数字はわからないのですが、前橋地域では同じく10万人辺りの医師数が343.1人となっていて、全県の数字だけではわからない地域による医師の偏在をうかがわせます。

そこで、東毛地域のデータについてもう少し詳しく教えてほしいと質問したところ、「今日は資料を持ってきていません。」とのことでした。

前回前橋でシンポジウムがあったあとにも同じ要望をしていましたし、今回は特に東毛地域の小児救急医療と銘打っての講演会でしたので、この答えは残念に感じました。資料があるのに用意されていなかったのだとしても、資料自体がないのだとしても、地域間の医療格差を解消しようとする意欲がどの程度あるのかと疑問に感じざるをえません。

とはいえ、総合太田病院の問題については、県としても年度内にも行った予算措置を新年度も継続するということ、医師の確保も来年度については明るい見通しだということについては、迅速な対応を評価したいと思います。

その後の太田医師会副会長の講演でも、太田病院小児科がなくなるなどということは、患者にとってだけでなく医師にとっても考えられないことだというお話があり、医師会としても負担軽減のため今後も協力していくことの表明がありました。

また、会場から平日夜間診療所の土日開設についても要望があり、来年度以降土曜日の開設については医師会でも話し合っていきたいということでした。

各層各界の協力により、東毛地域の医療体制整備がより一層前進することを期待したいと思います。

|

« ハチドリのひとしずく | トップページ | 日々の出会いに感謝 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 小児医療講演会開催:

« ハチドリのひとしずく | トップページ | 日々の出会いに感謝 »