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2006年7月27日 (木)

ワーキングプア

先週のNHKスペシャルで「ワーキングプア」と呼ばれる働く貧困層が拡大している実態の特集が放映されました。

ワーキングプアというのは、働いているのに、生活保護世帯の水準以下の暮らししかできない人たちのことだそうです。

都会では、日雇いで暮らす若者が、住む家を借りることもできず、就職したいけれど面接に行くための交通費が捻出できず断念したり、コンビニのゴミ箱から雑誌を拾って日々の食費を稼いでいます。

田舎では、大家族でそれぞれが出稼ぎや農業で精一杯働いているにもかかわらず収入は10人家族で年間500万にしかならなかったり、長年続けてきた仕立ての仕事がほとんどなくなり、年金は妻の医療費で消えてしまい、上がった介護保険料が払えなくなってしまうという現実があります。

さらに、ワーキングプア家庭の子どもたちが、お金がなく塾に行けず、さらに授業料や入学金のことを考えると大学にはいけないかもしれないと思ってしまう実態。

しかし、番組で放映された現実よりもさらに悲しい現実は、こういった事例が決して特殊なものではなく、わたしたちの周りにこのような状況を抱える人たちがすでに珍しくなくなっているというそのことなのではないでしょうか。

あきらかに、いまの日本で行われている競争は、人によってスタート地点に大きく差がついています。非凡な才能でそのハンディを乗り越えていける人たちもいるけれど、その差を見ただけで競争そのものをあきらめてしまう人たちもいます。

その数が増えていけばいくほど、社会全体のリスクが増え、結局は富んでいる人たち、競争の勝者たちにも重くのしかかってくるのではないでしょうか。

政治は本来、このような問題を解決するためにあるはずです。ハンディを負っている人たちに手を差し伸べることをしないなら、政治の存在意義はどこにあるのでしょうか?

この現実は、政権を担っている人たちの失敗です。けれども、わたしたち一人一人にもこの現実の責任があります。なぜなら、わたしたちは有権者だからです。

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