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2006年7月30日 (日)

群馬県の小児救急・周産期医療体制をいかにして守るか?

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群馬県の県民公開医療シンポジウムが前橋の県社会福祉総合センターで開催されました。

群馬県医師会・群馬大学医学部との連携の下、基調講演として群馬大学医学部小児科教授の森川昭廣さんと産婦人科教授の峯岸敬さんの講演があり、その後県の健康福祉局医務課長の橋本和博さんから県の取り組みについての報告がありました。

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休憩をはさんで行われたディスカッションでは、前段の報告者に加え県医師会の理事の方がお二人加わり、会場からの質問も交えて活発な議論が交わされました。

特に、県内の周産期医療を支えるNICU(新生児集中治療室)に関しては、病床数が足りず、県外に搬送依頼をしても空きがないという現実があり、危機的な状況にあります。

総合太田病院のNICUはこれまでかなりの数の患者を受け入れてきましたが、規模が縮小されてしまいました。受け入れられなくなった赤ちゃんたちはまず桐生厚生病院へ打診がありますが、空きがない場合がほとんどで、小児医療センターでも空きがなく、埼玉、栃木、茨城、場合によっては長野や東京へも打診し、それでも受け入れ先があれば幸運というような状態だと小児医療センターの先生がおっしゃっていました。

周産期医療は群馬県だけでなく全国で医師不足が非常に問題になっています。不足が叫ばれている小児科医と産科医両方ともがそろわなければ成り立たないNICUを安心して利用できるような状況にするためには、県や地域の取り組みとともに、長期的な対策を国レベルでとる必要があります。

密度の濃い内容の有意義なシンポジウムでしたが、やや空席が目立ったのが残念でした。広報周知は簡単ではありませんが、せっかくのシンポジウムなのでもう少し一般の県民が参加できるよう呼びかけていただけると良かったと思います。また、わたしたちの直面している問題を市民一人一人が認識できるよう、こういうシンポジウムを東毛でもぜひやってほしいと感じました。

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