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2006年5月10日 (水)

シリーズ生い立ち9・海王丸体験乗船編

市議選が終わった後、しばらくいままでの環境とまったく違うところに行きたいと思い、ちょうど募集していた練習帆船「海王丸」での遠洋航海に参加することにしました。

当時の行き先はハワイ。1ヶ月かけて太平洋を横断する旅でしたが、練習船とあって費用は格安の16万円ほどでした。そのかわり、停泊中は朝6時30分起床。甲板磨きにはじまって、当直やマストのぼり、操帆のためのロープ引きなど、実習を行う訓練生の方たちに混じっての体験訓練の毎日です。体力的には結構厳しいものがありましたが、それでも、その1ヶ月は忘れられない貴重な思い出になっています。

東京を出航してから3日間は船が大きくゆれ、船酔いで起き上がるのもつらい状態でした。とはいえ、もう降りるわけにもいかないし、訓練ですから寝ているわけにもいきません。沖に出てエンジンで走るのをやめ、帆を開いて帆走を始めると、船は傾いてはいるものの、あまり揺れなくなり、それとともに船酔いも収まりました。

太平洋の真ん中の海の色は、「わたしはいままで本当の青をみたことがなかったんだな。」と思うぐらい深く澄んだ青で、傾いている甲板から手を伸ばせば届くのではないかと思うぐらい近くに見えました。夜ともなれば人工の明かりのまったくないところで、数え切れないぐらいの星が360度の視界にあふれ、船の舳先に上がるしぶきは夜光虫で白く光を放っています。

エンジンも動いていないので、聞こえる音といえば船にあたる波の音と、ロープをひく「わっしょい、わっしょい!」という掛け声だけ。これまで生きてきた環境からまったく切り離された、まるで別世界にいるような体験でした。

人間の小ささ、無力さと、自然の大きさ、力強さを実感し、それでいてその大きな自然を人の力だけで乗り切っていこうとする意志と勇気に感動しました。(つづく)

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