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2006年2月 6日 (月)

シリーズ生い立ち5・受験生編

およそ10ヶ月の留学生活を終えて帰国したのは1988年の6月。それから、1年年下の友人たちに混じって1年生の2学期、3学期を過ごし、3月末で高校を退学しました。1年間の受験生生活の始まりです。

退学した最大の理由は、早く大学に行きたかったからです。そのころ、わたしは大学というのは自分の好きな勉強をできる場所だと考えていて、決められたカリキュラムで決められたことを学ぶのにあまり魅力を感じていませんでした。

受験した年はちょうどセンター試験がはじめて行われた年で、私立大学だけでなく、国公立大学でも文系なら文系の3科目だけ受験すればいい大学が現れたことも影響したかもしれません。国語・英語・社会の3科目で受験する場合、英語は留学生活のおかげでだいぶ向上したし、国語は学校で勉強してもそれほど成績が変わるわけではないので、社会科だけ自力で勉強すればなんとかなるだろうという読みでした。

とはいえ、中退したわけですから、大学を受験するためにはまず受験資格を取らなければなりません。当時は大学入学資格検定試験(大検)というものがあり、これに合格すれば大学を受験する資格が得られました。この試験は年に1度、8月の初めごろに実施され、必修科目が11科目ぐらい、選択科目が9科目ぐらいあったと思うのですが、1年生を修了したことで必修科目のうちほとんどが免除になり、全部受検するよりはだいぶ楽になっていました。

てこずった科目は、家庭科。いまでも忘れることができない練習問題の失敗があります。

Q1:卵は常温で保存できる。 (A1:正しい A2:間違っている)

Q2:野菜炒めは (A1:強火で A2:中火で A3:弱火で) (A4:長時間 A5:短時間)炒める。

この問題に、Q1はA1、Q2はA3とA4を選んでしまったのです(- -;)。(正解は、Q1はA2、Q2はA1とA5です)

実は、わたしの実家では特に寒い時期には買ってきた卵や野菜を冷蔵庫に入れない習慣があり、出しっぱなしの卵を見た記憶があったわたしは、てっきり卵は常温で保存できると思ってしまったのです。そして、よく火の通った野菜が好きだったため、ちゃんと火を通すにはやっぱり弱火で長時間炒めなければ!と。

いいわけをしても、自分でそういった家事をしてなかったことがバレバレですね。とはいえ、練習問題だったので、ちゃんと勉強して本番はクリアしました!

8月の大検受検が無事終了し、夏が終わるころから、本格的に受験生生活に突入しました。といっても、そうとうぐうたらな生活で、そのころ同じ太田東高校の1年生だった妹が自宅に帰ってくる少し前、午後4時ごろにやっと起き出し、ご飯を食べて夕方から夜中ぐらいまで勉強し、その後は本やマンガを読んで息抜きをして明け方眠りにつくといったぐあいだったので、妹は相当うらやましい生活だと考えていたようです。(余談ですが、今、妹は外国の本の翻訳の仕事をしていて、まさに今書いた生活そのものをいまだに継続しています。)

それだけぐうたらしていても、毎日6~7時間は勉強する時間があり、しかも勉強しなければならない科目は少なかったので、考えてみると受験生としてはとてもよい環境だったのかもしれません。

高校を中退し、大検を受検して大学へ入学したというと「えらいわね」とか「がんばったわね」とかほめてもらえることが多いのですが、実のところ普通に高校に行くほうがよっぽど大変だったのではないかと感じています。

しかし、一方では「早く大学に行きたいから」と高校をやめたのに、大学に合格できなかったらなんのためにやめたのかわからなくなってしまう、というプレッシャーや、「あなたは何をしている人ですか?」という質問に答えられない、どんな組織にもまったく属していないという状況をはじめて経験し、無意識のうちに組織に依存していた自分自身に気づくという貴重な体験をすることができました。(つづく)

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