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2006年1月10日 (火)

浄化槽の定期検査

先日活動報告を配っていたときに、「浄化槽の定期検査が、今まで2年に一度だったのが今年度から毎年になって、費用負担が実質倍増したのは、いったいどういうことなのか調べて欲しい」というご相談を受けました。

浄化槽の定期検査を請け負っているのは、群馬県環境検査事業団という県の外郭団体だということだったので、早速電話し、状況を聞いてみました。

すると、窓口の方の説明では、

・法定検査は毎年行わなければいけないことになっているのだけれど、今までは検査員の人手が足りなくて手が回りきらなかったため、5年に1度くらいの検査になっていた。

・浄化槽関係の業者や団体の人とどうしたらいいか何度も話し合っていたが、ようやく去年話がまとまって、検査を民間の事業者で講習等を受けて資格を取得したところに委託することになり、人手が増えたので検査ができるようになった。

・そのため、今年度からは毎年行うことになった。

というのです。

しかし、普通に考えて、今まで数年に一度でよかった検査をいきなり毎年にしますといって、はいそうですかと通るものでしょうか?検査費用は一回5000円ですが、仮に5年に1度受けていたものが毎年になるとすれば5倍の値上げになるわけです。

この法定検査を義務付ける根拠法である「浄化槽法」は昭和58年に施行されていますが、それからいままで20年以上実際には毎年の検査が行われていなかったとすれば、急に今年度から毎年にしますといわれても、納得できなくて当然ではないでしょうか?

しかも、浄化槽の維持管理は通常行政から認められた指定業者に委託して行っているのですから、維持管理がきちんと行われているかどうかはその業者が責任を持つべきことで、毎年の維持管理のほかに検査費用まで持ち主が負担するのは、二重取りではないか、と相談してきた方が憤慨していましたが、まったくそのとおりだと思います。

いままで5年に一回の検査で汚水処理の機能に問題がないのであれば、そもそも毎年の検査を義務付ける法律のほうが間違っているように思えます。また、公共事業はじめ様々な場面で見え隠れする、規制と天下り先と業界団体という構図がここでも感じられます。

「なんとか事業団とかいう役人の天下り連中が人からお金を取ることばっかり考えている、おかしいじゃないか!」という相談者の言葉に、すべてがあらわれているのではないでしょうか。

汚水の処理に関するすべての情報を公開し、検査体制や必要な経費など、法律をつくる側・それを管理する行政・利用する市民、それぞれが納得できるしくみをもう一度つくりなおすべきだと考えます。

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コメント

はじめまして、こんにちは。検索で「浄化槽 法定検査 二重取り」と入力してこちらのページにたどり着きました。すぐ近くに住んでいる私の母の家に「水質保全協会」という所からハガキが届きました。なんでも検査を受けないと罰金30万円以下が発生するとか・・・。そして料金が5000円!5年前位にその検査をうけたらしいのですが、ほんの10分位で終わる検査なんだそうです。すばらしい仕事ですネ。それからは毎年ハガキが届きます。毎月の浄化槽点検は民間業者に頼んでいるので必要ないと、ハガキを送り返しているようです。疑問なのですが、同じ地区に住んでいる私の家(一戸建て)には一度も届いたことがないのです。私の母は選ばれし者なのでしょうか?!過去のページへのコメント、至らない言葉遣いお許し下さい。

投稿: チャチャマル | 2009年9月 9日 (水) 15時51分

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» 法定検査って、一体… [くじら13号と水処理倶楽部]
ども、くじら13号です。 こんな記事を見つけました。 http://tomoyo.cocolog-nifty.com/blog/2006/01/post_4433.html 浄化槽の定期検査 先日活動報告を配っていたときに、「浄化槽の定期検査が、今まで2年に一度だったのが今年度から毎年になって、費用負担が実質倍増したのは、いったいどういうことなのか調べて欲しい」というご相談を受けました。 ------ あべともよさんという方のブログです。 法定検査はどこいっても悪者にされちゃうんですかねぇ〜? ... [続きを読む]

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