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2006年1月15日 (日)

竹中平蔵大臣の政務秘書官

中央省庁および地方公務員や地方議員でつくる「ソーシャルアクションスクール」(通称竹中塾)という勉強会で竹中平蔵大臣の話を聞く機会があるというので、ぜひ一度ナマ竹中さんを見てみたいと東京まで出かけました。

会場は古巣(?)早稲田大学ということで、なつかしさもありとても楽しみにしていたのですが、ついてみるとなんと竹中さんは急に仕事の関係で出席できなくなってしまったというのです!

いったい何のために時間とお金をかけてここまで来たんだろうと本当にがっかりしたのですが、実はそのせいで、とっても面白い人の話を聞くことができました。(竹中さんはビデオでの出演でした。)

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大臣がこれなくなってしまったので、代わりに政務秘書官の方が話をします、というアナウンスがあったので、政務秘書官って、そういう仕事もするんだ、大変だな~などと思いながら見ていると、舞台上にメガネをかけてジーンズをはいた痩身の若い人が身軽く登場しました。そのちっともえらそうでも公務員っぽくも見えないお兄さん(失礼!)が竹中大臣の政務秘書官、岸博幸さんでした。

岸さんは今43歳。経済産業省(旧通産省)の出身で、有識者の会議の事務局をしているときに竹中さんに会い、その後もときどき話をしたりしているうちに見込まれて、竹中さんが大臣となったときに請われて政務秘書官となったそうです。

見かけだけでなく話し方や話の中身もとてもくだけていて、わたしの持っていた“政務秘書官”というものへのイメージとはかけ離れた「大臣と政務秘書官の関係」を垣間見せてくれました。

あまりにもくだけたお話し振りだったので、その通りここに書いてしまっていいのかどうか悩んでしまうくらいなのですが、かいつまんで書くとあまりにも年配の人ばかりが政治や経済の実権を握っていること、その人たちが既得権益をがっちりつかんで離さないでいることが日本の行き詰まりの原因であるということ、しかし逆に言えば今の状況は変えようとする人にとって見ればチャンスであり、その状況を変えられないとすれば変えられないほうが逆にふがいないのではないか、というようなことでした。

岸さんが一つ例としてあげたのは、音楽配信についてでした。いまから10年ぐらい前にCDを売るという当時の販売形態に対し、今後インターネットが普及し音楽を簡単にダウンロードできるようになると市場のあり方がまったく変わってしまうから、今からそれを見越して対策を立てなければと提言したそうです。ところが、当時の業界の人たちは今のやり方を変えられず、去年のクリスマス商戦ではiPodにすっかり市場を奪われてしまったのです。岸さんは、今後も既得権益を守ろうとぐずぐずしていると結果的においしいところを全部外資にさらわれてしまうようなことがどんどん起こるだろうから、それを防ぎたいと思ったら変わらざるを得ないのだと指摘しました。

また、最近メディアをにぎわせている「竹中さんが総理候補!」という話題はまったくありえないことで、本人もその気はないし自分としてもそうさせるつもりはないということ、けれど何度否定してもマスコミはそう書きたがる、面白そうなことならどんどん記事にしてしまうという面がマスコミにあるということを念頭に置く必要がある、とか、「省庁再々編」は自分が仕掛け人になって竹中大臣に発言してもらっている、というようなうちわの話もしてくれました。

「自分はたくさんやりたいことがあるので、明日にでも政務秘書官をやめても一向に構わない、経済産業省も辞めたいと思っているくらい」という岸さんの、仕事を失うことを恐れずいうべきことをいう、という態度とそれを受け入れる竹中さんの度量がこのとても興味深い大臣と政務秘書官の関係をつくりあげているようです。

竹中さんは、小泉内閣の中枢とも言うべきブレーンですが、そのブレーンにもやっぱりブレーンがいて、その若さと発想の斬新さが実は小泉内閣の活力源になっているのかも、と感じさせられました。

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コメント

面白い記事でした。優秀な人材が、世代交代で政治も表舞台に出て来ると良いですね。期待しましょう日本!

投稿: mm | 2006年1月16日 (月) 09時37分

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