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2005年12月 9日 (金)

群馬県議会を傍聴しました。

F1000019

ぐんま国際アカデミーへの県の私学助成金の問題で、県議会議員黒沢孝行さんの質問があるということで、議会の傍聴に行ってきました。

群馬県議会はこの12月議会から質問の回数制限を廃止し、質問者と答弁者が向かい合う対面式の質疑を取り入れたため、どのぐらい雰囲気が変わるのだろうと楽しみにしていました。

率直に言うと、この改革は大成功ではないかと思います。先日聞きに行ったばかりの市議会でも、以前県議会を傍聴したときも、通告があり、原稿があり、それに対して答弁がある。しかも、質問の回数が制限されている、という状態では、どうしても台本を読んでいるようで、傍聴者からすると面白みに欠けます。

対面式で、質問回数の制限がないと、質問者がたたみかけるように質問し、それに対して紙に書いてない答えを答弁者が自分でその場で考えて述べなければなりません。そのやりとりは緊張感も迫力もあり、見ている方にとっても臨場感のあるものでした。

とはいえ、これは質問者のほうにもそれなりの力量が要求されるやり方ではないかと思います。質問するほうが原稿を読み上げるような感じだと結局答弁する方も読み上げ形式になってしまうので、人によって雰囲気がずいぶん変わってしまう気がします。

さて、黒沢さんの質問は、そういう意味で迫力満点でした。

アカデミーの経営計画の中に県の私学助成として27万円が計上されていることについて、知事および副知事がその金額を聞いたことがない、という答弁を引き出し、一方で太田市と群馬県とのやり取りの中で県側からその金額が出てきたことを示して県の中での情報のやりとりがどこで止まってしまったのか、と追求すると県の理事は「資料が手元になくわかりません。」

また、国からの地方交付税の算定基礎にアカデミーの子どもたち165人が私立小学校に通っている生徒として計上され、その分として国からおよそ23万円の交付金が群馬県に来ていることを県に確認しました。むろん、交付金は県の裁量で使えるお金ですが、国から23万円きているお金のうちアカデミーにわたっているのがわずか4万円程度だという事実が明らかになったわけです。

知事は市長から私学助成金をほしいという話は一度も聞いていない、と言っていましたが、わたしはこのことは大きな問題だと思います。税金は、知事の個人的な財産ではなく、県民から付託されているものです。知事に直接お願いしたかどうかとか、何回県庁に足を運んだとか、誰が発案したとか、そういうことで使い道を決めるべきものではなく、そのお金を使うことが県民のためになるかどうかで判断すべきなのではないでしょうか。

仮に、自分にとって好印象でない人が発案したとしても、それを理由に助成するかしないかを分けるとしたら、それはまさに県政の私物化ではないかと思います。

アカデミーは群馬県内にある私立の小学校です。他の私立学校と少なくとも同程度には群馬県民のために貢献しているし、これからもしていく学校であると思います。だとしたら、そこに他の私立学校と同じように助成をしない合理的な理由があるのでしょうか?

先駆的なすばらしい施策もたくさん行っている知事です。現にアカデミーに通っている子どもたちからこの学校に通う機会を奪うことなく、子どもを育てるために群馬に来た多くの人たちの願いを理解してくれることを期待しています。

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